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ウィーン南駅(SuedBahnhof)から近いベルベデーレ宮殿。上宮と下宮に分かれているのですが、私がいつも行くのは上宮。ここには、あの有名なクリムトの「接吻」を始めとする19世紀~20世紀のオーストリア美術が展示されている「オーストリア・ギャラリー」があります。 ウィーンに立ち寄るたびにここに来ることを決めているのは、私が大学時代に見て、なんだか分からないけど、とにかく強い衝撃を受けた1枚の絵をもう1度見るためです。 その絵は、エゴン・シーレの「抱擁(Embrace)」という絵なのですが、これを見たとき、当時の私はかなり強い衝撃を受けました。理由はよく分からないのですが。。。 とにかく、しばらくの間、その絵の前から離れられなかったことを今でも覚えています。 これが、「抱擁(Embrace)」です。 絵画は、観るときの自分の精神状態によって毎回違って見えるので面白いですよね。なので、自分が好きな絵を観る機会があるときには、できるかぎり何回でも観にいくようにしています。 この絵は、「抱擁」という優しい題名が付けられているのですが、実際にはキャンバスの真ん中に描かれた二人の強い結びつきといい、シーレ独特のタッチといい、構図といい、絵から漂ってくるただならぬ孤独感といい、かなり"凄み"のある絵です。 この絵を見て、社会人になった自分がどのように感じるか、自分でも興味があったのですが、残念ながら、この時にはこの絵は展示されていませんでした・・・。 大学生の時以来、ベルベデーレ宮殿を訪れた時に1回だけ観ることができたのですが、その後4回訪れているのに、この絵にお目にかかる機会は全くありません・・・(>_<) でも、ベルベデーレ宮殿は宮殿やお庭を観るだけでも行く価値があります。この時は雨が降っていて、かなり寒かったのですが、建物の中から外を見るだけでヨーロッパの雰囲気を味わえるのはさすが。 あ、もちろん、クリムトの「接吻(Kiss)」はかなり頻繁に展示されています。こちらの絵は圧倒的に優美でありながら、どことなくもの悲しさが漂っていると感じるのは私だけでしょうか。
by eighty_eiko
| 2007-09-14 21:52
| ~Austria~
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